倒産もひとつの選択

GAUSSを創業したときにいろいろ相談に乗ってくれた先輩起業家の会社が破産宣告して倒産していた。
最近SNSで見かけないと思い、調べてみた結果、倒産の事実を知った。
SNSがないと連絡をとる手段がないので残念だ。

社長が4期目で年商が1億超えたと喜んでたのを今でも覚えてる。
決して小さくない会社だった。

しかし、これは本当に失礼ですが、お世話になった先輩のことだけど、倒産を知ってなぜか辛いとか悲しいとかの感情があまりでなかった。

「倒産もひとつの選択」と感じた。

そしてその選択がとても難しい選択であることが想像できる。

スタートアップを経営してると倒産はすごく理解できる。
いつも1年後、半年後、そして今を全力で生きてる。
そこには光と影が常に存在している。


いま本当に経営の難しさを感じている。


会社の成長のステージを上げていくと本当に楽しいだけでないことがたくさんある。
またプライベートの時間でも安らぎがなく心が苦しくなる。

起業の厳しさと自分の未熟さで大切な友達を失った。

そしていつも一緒にいる仲間との間にも距離感を感じるようになった。


先輩起業家からも言われてた。

「社長は外に出て付き合う人間が多いから成長するスピードが周りと違う。同じ会社の役員ですら距離感が生まれてくるようになるよ」

成長なのか自分が未熟なのかはわからないけど、改めて仲間達としっかり話す時間が必要だ。


起業は人生でとても長い時間を要する。

そして自由はなくなる。
GAUSSを動かすのと同じに、GAUSSに動かされる時間がたくさんある。

サラリーマンと比べると本当に厳しい。

「なんのために働く(起業する)か」この問いは本当に大切。

承認欲やお金なんてものでは経営は続かない。
手に入ったらそこで終ってしまう。

 


自分は絶対に諦めないし、やらなければならないことがある。
GAUSSは仲間が一生安心して働ける会社にしなければならない。

そこにGAUSSの成長は絶対だ。

 


仲間の倒産を目の当たりにして改めて足元を見直す機会になった。
過去は変えることができないけど、未来は創れる。

 

もっともっと頑張ろう。